こんにちは!インターン生の山岡です。

早いもので、アカルクでインターンを始めて約2年が経とうとしています…!
この間、企業の中でDEIがどのように進められているのかを少しずつ学びながら、プロジェクト統括などの役割も任せていただき、自分自身の成長を実感する場面が増えてきました。

先日、代表の堀川と一緒に「work with Pride 2025 カンファレンス」に参加してきました。
本記事では、その様子をインターン生目線からレポートします!

work with Pride /PRIDE指標とは?

work with Prideとは、企業・団体におけるLGBTQ+のダイバーシティ推進を支援する団体です。

PRIDE指標とは、work with Prideが2016年に策定した日本で初めての職場におけるLGBTQ+取り組みの評価指標です。企業の取り組みを多角的に測れるよう項目を細分化し、継続的にアップデートしながら運用されています。

カンファレンスは2012年から毎年開催されています。
今年のテーマは『企業から変える。~日本のDEIの歩みを止めず、今こそ企業にできることを。~』として開催されました。
私は今回が初めての参加だったのですが、さまざまな企業が一堂に会し、取り組みや課題感を共有する場の熱量に圧倒されました…!

当日の様子

会場に到着してすぐに賞状を受け取りました
アカルクは5年連続となる「ゴールド」を受賞しました!

その後、記念撮影を経て、普段からお世話になっている各社の担当者や関係者の方々とご挨拶させていただき、始まる前からかなり濃い時間でした。

落ち着く間もなく、第一部がスタートします。

第一部:トークセッションから見えた「風土づくり」の大切さ

第一部では、ゲストや企業の担当者を迎え、さまざまな視点から、自分らしい働き方、DEI
をめぐる世界と日本の現状、日本の企業の在り方についてのトークセッションがありました。
どのお話にも共通していたのは、制度だけではなく、日々の職場の「風土づくり」が大切であるということです。

ドラァグクイーンの八方不美人のみなさんからは、職場でセクシュアリティを隠し続ける負担や、トップの姿勢が与える安心感についてのリアルなお話がありました。
さらに、サプライズでドラァグクイーンショーのパフォーマンスもあり、会場全体が笑顔と拍手に包まれました。
私自身、初めて見る生のドラァグショーに夢中になっていました!(笑)

続くトークや会場参加型のセッションでは、世界のDEIの潮流から日本企業の現状まで幅広い視点でのお話がありました。
日本のDEIは「制度は整ってきている一方で、風土がまだ追いついていない」という現状がある一方で、アライ表明や役員のイベント参加など、小さなアクションの積み重ねが風土を変えるという事例も紹介されました。

第一部の途中、代表の堀川はこの後の企業研修のため退席し、ここからは私ひとりで参加することに。
少し緊張もありましたが、学生インターンとしてこのような場に同席させていただけるのは大変貴重な機会であるため、一つひとつを受け止めながらお話を聞きました。

今回の第一部を通して、ボトムアップの積み重ねとトップダウンの発信、その両方が風土づくりには欠かせないことを強く感じました。

第二部〜クロージング:企業の広がりと社会への歩み

第二部では、work with Pride代表の松中さんより、「PRIDE指標2025」および「レインボー認定」の結果発表がありました。
今年は750社がゴールドを受賞し、続いてシルバー119社、ブロンズ53社と続きます。
約1000社もの企業がLGBTQ+に関する取り組みを形にしていることに、まさに”広がり”を実感しました!

続く「レインボー認定」では、企業・自治体・NPOなどと協働し、社会全体のLGBTQ理解を進める企業が選出されます。
自社だけでは届かない領域にも手を伸ばし、長期的に社会全体の風土づくりに取り組む姿勢が評価される枠です。
私自身これから社会に出て働く立場として、企業同士が協力し合い、「社会の空気を変えていこう」と動いている姿を目の当たりにし、とても心強く感じました…!

最後のクロージングでは、松中さんがこれまでの歩みを振り返りました。

work with Prideは、2012年から始まり、来年で15周年を迎えるそうです。
小規模で行われていた第1回から、現在では約1000社もの企業が関わる取り組みになったこと、多くの企業が職場でのLGBTQ+の推進に積極的に取り組んでいるようになったことなどを振り返り、感謝の言葉が述べられました。

おわりに:この場に参加して見えた“積み重ね”の力

今回、初めてwork with Pride カンファレンスに参加し、見えないところで積み重ねられてきた企業の方々の努力の大きさを改めて感じました。

社会全体では、LGBTQ+に関する暗いニュースも多く、風向きが厳しいと感じる瞬間もあります。
それでもこの会場では、企業・個人・団体それぞれが今できることを着実に続けていて、その積み重ねが確かに広がっていることが可視化されていました。
特に心に残ったのは、制度を整えるだけでは働きやすさは生まれず、日々の風土づくりがすべての土台になるという話です。
ほんの一歩の行動でも、それが積み重なることで職場の空気が変わり、安心して働ける環境につながっていくのだと感じました。

インターン生という立場でこの場に参加できたことは、とても貴重な経験でした!
社会はすぐには変わらないけれど、動かしている人たちが確かにいることを肌で感じられたことが、私にとって大きな励みになりました。
これからアカルクの一員として、自分にできる一歩を大切にしながら、社会の変化に少しでも関わっていけたらと思います!