2025年10月11日(土)・12日(日)に、大阪の扇町公園にて「レインボーフェスタ!2025」が開催されました。
11回目の開催となる今年のテーマは「Festa! Evolution~まだまだいくでー!~」。
来場者数は2日間で約60,000人、パレード参加者は1,600人と、今年も多くの来場者で会場が賑わいました。(レインボーフェスタ公式Xより)
アカルクは今年で4回目のブース出展を行い、2日間で500人以上の方にお越しいただきました!
本記事では、その様子をお届けします。
アカルクパビリオン:プライドパレードの過去・現在・未来をめぐる旅
今年のアカルクブースは、大阪・万博イヤーに合わせ、「アカルクパビリオン」としてブースを展開しました。
テーマは「プライドパレードの過去・現在・未来をめぐる旅」。
楽しみながらLGBTQ+とプライドパレードの歴史を学べるブースです。
来場者は入口で「レインボーパスポート」を受け取り、「過去」「現在」「未来」という3つのエリアを巡りながらスタンプを集めていきます。
- 過去:1969年のストーンウォールの反乱をはじめとしたLGBTQ+運動の始まりを、マンガ風のパネルで紹介。
- 現在:世界各国のプライドパレードの様子を地図や表で展示。また、ボールプールの中には18種類のプライドフラッグのシールが隠されており、それを探しながらそれぞれのフラッグの意味を知る体験に。現在のLGBTQ+の広がりを体感できるコーナーです。
- 未来:来場者一人ひとりに「どんな社会になってほしいか」をメッセージカードに記入していただき、それを貼り合わせて巨大なレインボーフラッグを完成させました。
フェスタ当日の様子
初日は朝に小雨が降り、天気が心配されましたが、開場とともに見事に晴れ間が広がり、強い太陽が会場を照らしました。
「過去」エリアでは、当時の社会状況やストーンウォールの反乱など、これまで知らなかった歴史に触れた人からは「知らなかった歴史を知ることができた」「今のパレードがこうした運動の積み重ねの上にあることを実感した」といった声がありました。
「現在」エリアでは、世界地図上に広がる各国のパレードの紹介を眺めながら、「この国のパレードに行ったことがある!」「いつかこの場所のパレードに行ってみたい」といった会話も生まれ、展示が来場者同士の交流のきっかけにもなっていました。
また、「この国ってパレードやってるんだ」「こんなに大規模に行われているなんて知らなかった」と、世界中で多様な形でパレードが行われていることに驚かれている様子も見られました。
一方で、「現在」エリアのボールプールでは、夢中になってフラッグシールを探す子どもたちの姿が印象的でした。
プールの中に潜り込み、「あった!」「これかわいい!」と声を上げながら夢中で探す様子を見て大人たちも思わず笑顔に!
また、このコーナーは子どもだけでなく大人や当事者の方からの反響も大きく、これだけ多くの種類のプライドフラッグのステッカーがそろう機会は珍しいため、「自分のフラッグがちゃんとあるのが嬉しい」「選べる体験そのものが貴重」という感想をいただきました。
▲ボールプールが子どもたちでいっぱいになる場面も…!
そして「未来」コーナーでは、カラフルなメッセージカードが次々と貼られ、2日間でひとつの大きなレインボーフラッグが完成。
「みんなが安心して過ごせる社会に」「違いを当たり前に」など、私たちアカルクメンバーも皆さんの力強い言葉を読み、胸が熱くなりました。
▲1日目朝
▲2日目終了後
▲「アカルク」と掛け合わせた素敵なメッセージを書いてくださる方も…!
2日目はあいにくの雨模様でしたが、1日目におとらず多くの来場者にお越しいただきました。
午後からは、アカルクのインターン生2名がパレードにも参加!
雨の中、大盛り上がりのフロートとともに大阪の街を練り歩きました。
沿道では、傘を差しながら手を振ってくれる方々や、建物から覗いて応援してくださる人たちの姿もあり、街全体が温かい雰囲気に包まれていました。
▲パレードの最後、会場に戻ると皆さんが温かい歓声で迎えてくださいました!
おわりに
今年のフェスタでは、来場者の方々と直接お話しをしながら、多様性について一緒に考える時間を持てたことが印象的でした。
普段東京を拠点とするメンバーも多い中、関西の皆さんのエネルギーと温かさに触れ、たくさんの元気とパワーをいただきました!
「アカルクパビリオン」が、LGBTQ+について楽しくを学ぶきっかけとなっていれば幸いです。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!
来年も皆様とレインボーフェスタでお会いできるよう、会社として少しずつ成長していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。










